2018年5月アーカイブ

配属された科によっては、患者さんの死を目の当たりにすることも少なくありません。
昨日まで元気だった人が翌日には亡くなっている、ということも普通にありますので
精神的なショックは看護師も受けることになります。

特に新人看護師は人の死というものに、そこまで頻繁に遭遇していませんから
患者さんが亡くなるという事に抵抗がなく、恐怖を感じることもあります。
これは多くの看護師が通る道であり、最初のうちは仕方のない事とも言えます。

どれだけ経験を積んでも、患者さんが亡くなることはショックですし
できれば目にしたくないのは間違いありません。
しかし看護師はその患者さんだけを担当しているわけではないので、
一人の患者さんの死を延々と引きずってるわけにもいきません。

気持ちの切り替えをできるだけ早く行うことで、患者さんの死を乗り越えて行くのも
看護師に求められるスキルの一つと言えるでしょう。
勘違いしてはいけないのが、死というものを軽く見るというわけではありません。
患者さんが亡くなることは非常に辛い出来事であり、それを軽視してはいけません。

そうではなく、プロの看護師として感情を表に出さずに仕事に徹することが
求められているのです。
もし看護師が患者さんの死であたふたしていると、他の患者さんもそれに気が付きます。
そうすると病棟の中の雰囲気が悪くなり、悪循環となります。

心を閉ざすわけではありません、冷徹になれということでもありません。
そこをはき違えると悩んだまま抜け出せなくなってしまいます。