看護師の悩み(障害児の親御さんの考え方)

<障害児の親御さんの考え方についての悩み>


私は助産師をしております。
NICUが完備されているような病院で勤務させていただいていることから、
難しい事例も多くあります。


そのため助産師としてお産を取り上げることの喜びというのは、
中々実感出来ない環境にあるといえます。


そんな中、先日は早産で生まれてきた赤ちゃんは超の付く未熟児でした。
しかも心配停止状態で生まれてきたのです。
幸いにも蘇生に成功しましたが、両親はその後の治療を拒否されたのです。
理由は「障害が残る可能性が高い」と医師に告げられたからだといいます。


正直、先のことはわかりませんが今現在は生きることの出来ている
赤ちゃんなのです。
両親の意思とはいえ、どうして絶たねばならないのでしょうか。
罪悪感でいっぱいになってしまいます。

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障害児という問題については出生前判断というものも同じではないでしょうか。
今回のお悩みでは既に出生した後の話となっていますが、
障害を持って生まれるそのような人生を歩むという点では
共通しているのです。


障害児に対する個人の対応というのは、まさに社会をそのまま
映しているともいえます。
それは生まれてくる子供が障害児がどうかに神経を尖らせることなく、
生むべきかどうかを判断しなくても良い社会が理想なのでしょう。


ですから個人の考え方というのは社会の意識の反映なのです。
それは今回の相談内容にも当てはめることが出来、
個人的な経済負担の理由なども当然あるのでしょうが
障害児を育てやすい社会であるかどうかが根底にあるとも言えるのです。

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